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2006年9月28日

英国:3歳の坊や、ネットオークションで車を買う!?

BBCNEWSWebsite の該当記事
この画像は BBCNEWSWebsite の該当記事より転載したものです

 子供の才能というのには、驚かされますね。
 まだ三歳の坊やが、インターネット・オークションでお気に入りの車を落札したそうです。
 それもミニカーではなく、本物の車だそうです。
 全訳でご紹介しましょう。

母親のコンピュータを使って、三歳の坊やがインターネットのオークションサイトで、9千ポンドの車を購入した。
A three-year-old boy has used his mother's computer to buy a £9,000 car on an internet auction site.


 9千英ポンドは、執筆時点の為替レートでは、約199万4千円ですね。

Jack Neal 君の両親は、バービーピンク色の日産・フィガロに関する連絡を、オークションサイト eBay から受け取るまで、彼らの息子が車を落札したことに、全く気付かなかった。
Jack Neal's parents only discovered their son's successful bid when they received a message from eBay about the Barbie pink Nissan Figaro.


夫:「おい、こんな車買ったのか?このすごいピンクの車」(年を考えろよな)
妻:「えっ、あなたじゃないの。私、知らないわよ。それにしてもスゴイ色ねぇ」(若い娘に受けようと思ったんでしょ、どうせ)
夫:「え~っ!じゃぁ誰が買ったんだ、これ」
夫・妻:「まさか…」(リビングでミニカーを走らせている息子を同時に見る)

 なんて会話は、実は無かったようで、ひたすら両親はパニックに陥っていたそうです。
 翌朝、ベッドから起きてきた息子が「車、買ったよ」と、事もなげに仰ったとの事satomi さんの投稿でカンニングしました(笑))。

Rachael Neal(36)によると、彼女の息子はコンピューターをとても上手に使えるそうだ。
Rachael Neal, 36, said her son was quite good at using the computer.

リンカンシャー州スリーフォードに住む Neal さんは、eBay にログインしたままコンピュータから離れて用事を済ませていたそうだ。そこへ彼女の息子がやってきて、「今すぐ買う」ボタンを押したのだという。
Mrs Neal, of Sleaford, Lincolnshire, said she had left her eBay password in her computer and her son had used the "buy it now" button.


 リンカンシャー州スリーフォードはここ(別窓、GoogleMaps)ですね。

「ジャックのパソコンの才能にはすばらしいものがあるわ。彼は(入札手続を完了させる)ボタンをちゃんと選んで、間違いなく押したのよ」
She said: "Jack's a whizz on the PC and just pressed all the right buttons.


 誤って、"buy it now" ボタンを押したとしても、確認を求められる画面をクリヤーしないと購入手続は完了しない筈です(オークションに入札したことはありませんが、ネット上のショッピングでは必ず確認画面が出てきますよね)。
 ジャック君、確認画面で「本当に購入しますか?よろしいですか?」と訊かれた時にも、間違わずに「購入」ボタンを押したのでしょう。

 しかし、代金決済方法は、どうしたのだろう?
 まさか、クレジットカード!?(笑)

「ホントにもう、ゾットしたわ」
"I was just horrified.


 親としては、子供の才能には喜びたいものの、その才能がもたらした結果には、背筋に走る寒気を抑えられなかったのでしょう。
 おそらく、ジャック君は、両親が eBay で買い物をする様子を熱心に観察していて、操作法を習得していたのでしょうね。

「あれ以来、パレンタル・ロックを掛けたままにしているわ。そして、必ず eBay をログアウトすることにしたわ!」
"We now have the parental locks on - and we make sure we sign out of eBay!"


 "parental locks"、「視聴年齢制限」という訳が辞書に載っていましたが、この場合はもっと別の日本語がありそうですね。


夫の John(37) が車の出品者に電話を掛け、手違いの事情を説明したそうだ。
She said her husband John, 37, had called the seller of the car and explained the mistake.

「運が良い事に、彼は笑って状況を理解してくれ、車は再出品すると言ってくれました」と、Neal さんは付け加えた。
"Luckily he saw the funny side and said he would re-advertise," Mrs Neal added.


 理解ある出品者で良かったですね。

このソフトトップの中古車を販売した Paul Jones は、ウースターシャーのキダーミンスターの近郊、Stourport-on-Severn に店を構える自動車販売店 Worcester Road Motors の共同経営者だ。彼はこの入札に気を良くしていたそうだ。
The seller of the soft-top second-hand car, Paul Jones, co-director of Worcester Road Motors in Stourport-on-Severn, near Kidderminster, Worcestershire, said he had been "amused" by the bid.


 Stourport-on-Severn はココ(GoogleMaps、別窓)ですね。

「ジャック君の入札は、eBay でうちの車が初めて売れた取引だったのですよ」と、Jones 氏は語った。
It is the first time the car dealership has sold a car on the site, Mr Jones said.


 取引は流れてしまいましたが、最初のお客さんが三歳児で、それがニュースで流れた事は、Jones 氏にとっては素晴らしい宣伝になったのでしょう。
 もし「ルールなんだから、買ってもらわないと困る」と、ジャック君の親のキャンセルを突っぱねていたとしたら…、とんでもない悪評が広まるところでしたね。
 良かったですね~。

 相変わらず、私の訳は脚色していますので、ご注意ください。

2006年9月25日

ガンビア:なかなか賢い?ビー玉 (marble) 投票システム

BBCNEWSWebsite の該当記事

 西アフリカの国、ガンビアで大統領選挙が行われたそうですね。
 速報によると、現職のヤヤ・ジャメ大統領が優勢とのことですが、このガンビアと言う国、なかなか面白い投票システムを採用しているようです。
 その投票システムとは、「ビー玉」を使ったものだそうです。
 全訳でご紹介しましょう。

大統領選挙の投票に際し、ガンビア国民は独特のビー玉システムを使って、彼らの票を投じている。
Gambians are voting for their president with a unique marble system.

投票ブースに入った有権者は、投票箱に投票用紙を入れる代わりに、候補者を示す三つ並んだドラムのうちの一つに、透明なガラスのビー玉を、ひょいっと入れる。
Voters enter a booth and pop a clear glass marble into one of three drums representing the candidates, instead of a putting a ballot paper into a box.


 投票者にとって判りやすい、簡単なシステムのようですね。

ドラムの中に落ちたビー玉は、内部に備え付けられたベルを鳴らす。おかげで、有権者が二個以上のビー玉を入れると、立会人はすぐに不正に気付く事ができる。
As the marble falls into the drum, it hits a bell so officials can tell if anyone votes more than once.

 なる程ね~。
 不正分のビー玉は、その場で取り出すのかな?
 それともカウントしておいて、集計結果から差し引くのかな?

「これは識字率が低いというガンビアの事情に対応するため、1965年に導入された他に類を見ない方法です」ガンビアの選挙管理委員長、Kawsu Ceesay は BBC 放送に語った。
"It's a unique system introduced in 1965 because of Gambia's high illiteracy," Gambia's chief electoral officer Kawsu Ceesay told the BBC.


 確かにユニークな方法ですね。
 同じアフリカの国ですが、ケニアでは昨年行われた憲法改正を巡る国民投票で、賛成者はバナナの記号を、反対者はオレンジの記号を選ぶという方法を使ったそうです。
 ケニアは公用語の英語と国語のスワヒリ語の他に、40以上の民族言語が使われているそうで、誰にでもわかるようにという配慮のもと、実施した方法だったのでしょう。

このベルの音が自転車のベルによく似ているため、混乱を避ける意味から、投票所周囲への自転車の乗り入れは禁止されている。
The bell resembles a bicycle bell so bicycles are banned from around polling stations to avoid any confusion.


 あははっ。
 面白い余波ですね。

 ところで、ガンビアってどこにあるのでしょう?
 お馴染みのGoogleMapsではこちら(別窓)。
 アフリカ大陸の大西洋岸の国ですね。
 ガンビア川に沿った国土は、大西洋に面した西側以外を、ぐるりとセネガルに取り囲まれています。

「三人の大統領候補を示す三つのドラムは、投票ブースの中でお互いに連結されていますので、どの候補者のドラムが重いか、持ち上げて調べる事はできません」
"Three drums representing the three presidential candidates will be in the compartment attached to one another so they can't be lifted to see which is heavier," he says.


 ドラムを持ち上げて、票の集まり具合を調べるような人がいるのでしょうか?

「各々のドラムは、候補者が所属する党のシンボルカラーで塗ってあります。そして、候補者の写真と党のマークを貼り付けてあります」
"The drums are painted in the colour of the candidate's party and have their photograph and party symbol."


 色と写真とシンボルマークで、文字が読めない有権者にも、どのドラムがどの候補者の物なのかを、判るようにしてあるのですね。
 良いシステムですね。
 これを考えると、候補者の所属政党と名前を示した表が貼り付けてあるだけの、日本の投票ブースは、判りにくいですね。
 前もって、票を投じる予定の候補者の名前を覚えないといけないって言うのは、なんか不親切だなぁ。
 名前は覚えなくても、顔の印象は覚えるんですよね、不思議な事に。
 写真付きの表にするだけでも、随分判りやすさが違うと思うのですが…。
  
現職大統領、ヤヤ・ジャメのドラムは緑色で、彼の対立候補である Ousainou Darboe と Halifa Sallah のドラムは、それぞれ黄色と灰色である。
Incumbent President Yahya Jammeh's drum is green and his rivals Ousainou Darboe and Halifa Sallah are yellow and grey respectively.


 イスラム教徒が国民の約八割を占める同国では、緑色を使用することは有利に働きそうですね。
 現職の強み、という奴でしょうか?

党の代理人が確認する前に、ドラムの底には砂やおがくずが敷かれ、不正が行われないように番号を打った封印で密閉される。
Sand or sawdust is also put into the bottom of the drum before it is inspected by party agents and shut with numbered seals so that a second sound is not heard.

投票後、有権者は消えないインクに指を軽く浸す。
Afterwards voters have their finger dipped in indelible ink.


 遊園地の出口で押す再入場スタンプのようなものでしょうか。
 同じ人物が二度投票する事を防ぐ処置でしょう。

有権者はビー玉をドラム最上部のパイプから投入しなければならない。ドラムの上に置き去りにされたビー玉は無効票と判断される。
Marbles have to be posted through a pipe at the top of the drum and those left on top are regarded as spoilt ballots.


 なかなか厳しい処置ですね。
 まぁ、判りやすくて良いと思いますが。

「このシステムは、集計プロセスの透明性確保にも、とても役立っています」と、Ceesay 氏は言う。
"The system also makes the counting process much more transparent," Mr Ceesay says.

ドラムから回収されたビー玉は、200個、あるいは500個の窪みが付いた皿に並べられる。この皿は、ボードゲームのソリティアで使用するボードによく似ており、係官の投票数照合作業を容易にしている。
The marbles are placed into trays with either 200 or 500 holes - similar to a solitaire board - which makes it easy for officials to verify numbers.


 ある決まった数の窪みを穿った皿を使えば、集計と照合作業が一目瞭然、という訳ですね。
 なかなか、スマートな方法かも。
 でも、ボードの方をこっそり細工しておいたら、不正は可能かも。
 誰もが正しいと信じ込んでいる物に対して、こっそり施した細工は、恐らく有効に働くでしょうから。
 しかし、ビー玉が割れちゃった場合は、どうするのだろう?(笑)

 相変わらず、私の訳は脚色していますので、ご注意ください。