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2013年10月6日

英国:Parkour(パルクール)熱、新たな高みへ

BBCNEWSWebsiteの該当記事(別窓)

 ちょっと投稿を休んでしまいました。
 さてさて、今回はParkour(パルクール)というスポーツを取り上げたニュースをご紹介しましょう。
 パルクールと言われても、ピンとこないと思いますが、BBC該当記事の写真をご覧になれば、「ひょっとして…、アレか?」と思われる人もいる筈。
 ながーい記事です。
 冒頭のみ全訳でご紹介。

ビルの屋上の端に、若い男が落ち着きを払って立っている。屋根の縁に立つ彼の足元、建物2階分下は、固いコンクリートで覆われたロンドンのストリートだ。
A young man stands poised on the edge of a roof, two storeys above the hard concrete of a London street.

一歩後ろに引いた足に体重を掛けた彼は、息を鋭く吸い込むと、素早く肉体を躍動させ、眼下に広がる空間に飛び出した。
He rocks back on to one foot and with a sharp intake of breath his body snaps into action, clearing the void below.

虚空に伸ばした彼の指先が、隣接する建物のバルコニーの下端を掴んだ。彼は全く何もないところに足がかりを見つけ、両手で手繰って手すりをよじ登った。
His fingertips hook the bottom edge of an adjacent balcony; hand-over-hand he climbs the railing, finding footholds where none appear to exist.

彼は軽やかに手すりを飛び越えると、暗がりに消えた。パルクールの世界へ、ようこそ。
He vaults neatly over the top of the rail and disappears into the shadows. Welcome to the art of Parkour.


 この文章に続き、BBC元記事では、パルクールの基本技の解説がムービーで示されています。
 "Tic Tac","Cat leap","Landing roll"の三種類ですね。
 是非、見てみて下さい。
 "Tic Tac"はジャッキー・チェンのスタントみたいですね。
 "Cat leap"はなかなか恐そう…。
 "Landing roll"は…、柔道の受身っぽいですが…、決まったらカッコいいですが…、僕は止めときます=)。
 ムービーの冒頭には"Warning"メッセージが示されています。
「パルクールには体力と敏捷性が必要です。練習や指導を受けずに、挑戦するべきではありません」
 つまり、「適切な訓練と指導を受けずに、真似しちゃ駄目よ」って事ですね。
 でも、酔っ払ったら、その辺の路地で、"Tic Tac"あたりをやってしまいそうな自分が恐い…。
 いつも、後悔するんですけどね。
 翌朝、酔いが覚めた後、傷だらけの自分を発見して。
「喧嘩してきたのか?」と訊かれて、「そんな事はもうせんよ。酔っ払って、ちょっと空を飛んでみただけや」と答えるのは、そろそろ卒業ですね=)。

パルクールは、都市空間を移動する新しい方法を教えてくれる。跳躍し、飛び越え、登る。しなやかで流れるような動きは、スポーツというよりもダンスに近い。
Parkour involves finding new ways of crossing an urban landscape - vaulting, leaping and climbing, with a grace and fluidity of movement more akin to dance than sport.


 たしかに、スポーツよりもダンスですね、あの動きは。
 BBC元記事には、"Parkour photography"として、以下のサイトが紹介されています。
kiell.com(別窓)
("kiell.com"、"powered by blogger.com"だそうです=)。)

 私が初めてパルクールをみたのは、ディスカバリーチャンネルか、ナショジオチャンネルの番組でした。
 ビルの屋上から隣のビルに飛び移り、塀の上を走り、壁を飛び越え、柱の頭でステップを踏む、マトリックスを地で行くネコのような人達。
 子供が一緒に見ていたので、「真似しちゃ駄目だよ」と言いながら、すぐにチャンネルを変えましたが、本当は続けて見たかったなぁ。
 体を鍛える暇と時間があったら、是非、挑戦したいものです(懲りてない…)。

 これ以降は抜粋で。

だがパルクールは、アドレナリンがたぎるような興奮を味わう道楽以上のものだ。パルクールを主導するトップパフォーマー達は、それを哲学と表現し、生き様と言う者までいる。
But it is much more than an adrenalin-pumped pastime - described by its leading exponents as a philosophy, or even a way of life.

このスポーツの創始者として広く認められている David Belle (33)は、パリ郊外の Lisses で過ごしたティーンエイジャー時代に、パルクールの基礎を築いた。
David Belle, 33, is widely credited with having founded the sport as a teenager in the Parisian suburb of Lisses.

ビルが建て込んだ空間を、彼の「遊び場」と表現する彼は、身の回りを取り巻く肉体的制約を壊すことで、自由を発見した、と語った。
He described the built-up environment as his "playground" and said he found freedom by breaking out of the physical constraints of his surroundings.


 "Physical constraints"、「肉体的制約」としましたが、「物理的制約」の方が、良かったかなぁ?

「地べたに立って見えるものは、みんな知ってるよね。僕達はもう何年も、ずっと同じ通り道を歩いてきた。でも、未だかって誰も、このルートを通った人はいないんだよ」と、彼はテレビのインタービューで語った。
"We know what it's like at ground level, we've been walking the same paths for years. But no-one has ever taken this route," he said in a television interview.

彼の情熱は「動きたいという欲求」に突き動かされ、人間の肉体だけで障害を乗り越えるという肉体的、精神的挑戦に駆られている、と彼は語った。
He said his passion was driven by "a need to move" and the physical and mental challenge of overcoming any obstacle using the human body alone.


 David Belle さん、「魂の叫び」に駆られて、パルクールに挑んでいるのですね、ってちょっと大袈裟でしょうか?
 パルクール、フランス発祥なんですね。
 装備も何もなしで、ビルをどんどんと登っていく若者の集団を描いた、『ヤマカシ』という映画がありましたが、『ヤマカシ』もパルクールなんでしょうか?

「僕はいつも、パルクールはアートだと思ってる」と語る Foucan は、『007/Casino Royale』でスクリーンデビューする。彼は Daniel Craig 扮するジェームズ・ボンドに追われ、捕えられるテロリストを演じる。
"I always thought of Parkour as an art," said Foucan, who is to make his acting debut in Casino Royale as a terrorist hunted down by Daniel Craig's James Bond character.

「僕のアートを表現する時、僕はいつも、僕の肉体と魂、そして周囲の環境が、本当に繋がっていることを味わうんだ」と、彼は BBC News website に語った。
"When I practise my art I feel a real connection between my body, spirit and my environment," he told the BBC News website.


『007』の最新作(?)に出演するそうですね。
 ビルの谷間を舞い、塀を飛び越える Foucan さんを、007はどうやって追い詰めるのでしょうか?
 一方では、Foucan さん、向こう見ずな模倣者(copycat)の危険を、懸念しているみたいですね。

「パルクールは、危険を求めたり、人々の注意を引くためのものじゃないんだ。ただ単に溝を飛び越えてるわけじゃないんだ。これは動きと流れなんだ。絶対に、基本の動きを忘れちゃいけない」
"Parkour is not about looking for danger and impressing people. It's not about jumping gaps; it's about movement and flow - never forget the fundamental basic moves," he said.


 パルクールを楽しむためには、Cat Leaps, Tic Tacs, vaults という基本技の習得が欠かせないそうです。
 Urban Freeflow (Uf)というパルクール団体は、初心者が基本を習得するための講習会を開いているそうです。

パルクールは、視覚的に驚かせる芸術スタイルだ。しかし Uf の創始者、Ez は次のように言う。「あのレベルのパフォーマンスを見せるために、アスリートたちがどれほどきつい練習をしているか、気楽な観衆はなかなか気付いてくれないよ」
Parkour is a visually stunning art-form but Uf's founder, Ez, said casual viewers often fail to realise how much hard work the athletes put in to achieve that level of performance.

「これまでも多くの人が、難易度の高いレベルに首を突っ込むというミスを犯し、パルクールの達人になるのに王道はないことを、苦労した挙句、学んできたんだよ」
"In the past a lot of people made the mistake of jumping in at the deep end and found out the hard way there are no shortcuts to becoming proficient at Parkour.


 やはり、基本は大切ですね。
 優れたパフォーマーほど基本を大切にするのは、どのパフォーマンスアートでも共通するように思えます。
 Uf の講習会は、安全性に力点を置き、理にかなった練習を通じて基本を学ぶ事で、ビギナーがパルクールを習得する手助けをしているそうです。
 その講習会に参加した人の年齢は、なんと8歳から55歳まで!

パルクールを習得したい人は、誰も拒まれない。あなたに必要なのは、トレーニングシューズ一足と、ちょっとした想像力だけだ。
No-one is excluded from practising Parkour; all you need is a pair of trainers and a little imagination.


 こんなこと言われると、挑戦したくなっちゃいますね!

 相変わらず、私の訳は脚色していますので、ご注意ください。

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